みなさんこんにちは!
企業として、また、個人として仕事をしていくうえで、重要なのはマーケティングですよね。
今回はマーケティング戦略の重要な要素であるブランディングについて触れていきます。
■ブランディングとは?
マーケティング戦略の重要な要素の1つに「ブランディング」があります。
ブランディングとは、企業のもつ商品やサービス(ブランド)の価値を高め、消費者、顧客にとってメリットがあるものとすることにより、企業のブランドが選ばれやすくするための活動のことを言います。
■ブランディングの由来
ブランディングという言葉の由来をご存じでしょうか?
「branding」という言葉を分解すると「brand」と「ing」に分かれますよね。
「ing」は「brand」に対する現在分詞です。そして、「brand」は商品や家畜に押す焼き印、烙印という意味があります。
そう。もともとは焼き印や烙印という意味の言葉だったものが、転じて商標、銘柄といった意味を持つようになりました。
なぜ、商品や家畜に焼き印を押す必要があるのでしょうか?
ここを考えるとブランディングの意味も理解しやすくなるかもしれません。
■ブランディングの目的
ブランディングの目的は何か?
「brand」の言葉の意味から考えるとイメージがつきやすくなると思います。
昔、牛や馬などの家畜に焼き印を押すという歴史がありました。これは自分の家畜と他者の家畜を見分けるようにするためです。
また、ヨーロッパでは産地を見分けるための手段として焼き印が使用されていました。
ワインやウイスキーの樽などに焼き印があるのは産地見分けるために施されていました。
なんとなくイメージがわいてきたでしょうか?
ブランディングとは自社と他社を区別して価格以上の価値を顧客や消費者に提供するための活動なのです。
例えば、ルイ・ヴィトンやシャネル、エルメスなどのハイブランドのアイテムは高価格でありながら世界中で多くの人を虜にする魅力を秘めています。
これは品質性やファッション性以外にも、持っているだけで仕事ができる人に見える、洗練された人に見えるなど、持ち主の魅力を引き立てることに一役買っているからなのでしょう。
これがブランディングの力なのです。
■ブランドの価値を高めるためにできることは?
最初に述べたように、ブランディングとは自社の商品・サービス(ブランド)の価値を高めるための活動のことを指します。
まず、そもそもなぜブランドの価値を高める必要があるのかと考えると良いでしょう。
ブランディングの目的として、多くの人は「差別化をする」、「認知される」といったことを思い浮かべる方もいらっしゃると思います。
そして「差別化をする」、「認知される」の先には「収益をあげる」、「集客する」、「優秀な人材を増やす」などの本来の目的があるはずです。
1例として、「集客をする」ために自社の商品またはサービスを「認知される」必要がある、と考えたとしましょう。
そこから考えられる行動すべてがブランドの価値を高める上で必要なものになってくるのです。
友人や家族に紹介してみる、Twitterやインスタで商品・サービスのPRをする、プレスリリースを送ってメディアにアピールする、広告を出す、チラシを配る、本を出す…
他にも様々な方法が浮かんでくるかもしれませんね。
もちろん、リソースがあるので一度にすべてをやってみるのは大変かもしれません。
そんなときは、「どんな人がお客さまとして集まってほしいか?」「どんな人に自社の商品・サービスを手に取ってもらえると喜ばれるか?」を考えてみましょう。
「どんな人に」つまりターゲットに理解してもらうように自社の商品・サービスの強みや想いを伝えていくことがブランドの価値を高めるために重要なものになります。
■終わりに
ブランドの価値を高めることは一朝一夕にはできないことかもしれません。
しかし、長期的に見てブランドの価値が高まることで価格競争から脱却できるようにるだけではなく、商品・サービスの資産価値を上げ、宣伝に関わる費用を削減することにも繋がるのです。
ぜひ、ブランディングに取り組む際には目的を明らかにし、どのような活動を行うのが良いか考えるようにしてみてください。
とはいえ、私たちもまだ走り始めたばかりです。
今後も試行錯誤を繰り返しながら、様々な企画や機会を提供しいきます。
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